黒出目金を金魚すくいで持ち帰ってから、しばらくすると色が赤くなるという現象を見ることがあります。
体の色の変化は、数年たってから完全に赤い出目金になってしまう場合もあります。
これって病気なのかも?と心配になりますよね。
そこで、黒出目金が赤くなる原因と、対策方法はあるのかなどを紹介します。
黒出目金は赤くなる原因
実は、黒出目金は、真っ黒に見えていますが、この黒は赤も混ざっている色といわれています。
その為、黒の色素が抜けて赤だけが残り赤出目金になる場合があります。
ただ、もともと金魚の体の色は成長する過程の中で変化することはめずらしくありません。
この赤くなる原因は、遺伝が大きく関係していると考えられています。
そもそも金魚の体の色の変化については、その個体の素質や遺伝によるものが大きいとされています。
出目金の歴史をさかのぼると、出目金が誕生したのは、リュウキンの病的原因から突然変異して目が飛び出したのを利用して作られたできた品種です。
私たち人間でも、親が黒い髪の毛なら子供もその遺伝を受け継ぎ黒くなります。
それと同じで、出目金の先祖が赤色を持った魚で、その遺伝子を受け継いで赤くなることはあり得なくはないといわれています。
つまり、黒出目金が赤くなるということは、赤色になる素質や遺伝をその黒出目金が持っていたと考えられます。
もう一つ、黒出目金が赤くなる現象には、水槽を置いている場所も関係するようです。
金魚の体の色は、保護色のようなものもある程度関係しているため、常に明るい場所に水槽を置いておくと、黒い色から明るい色に変化してしまうようです。
ということは、出目金の体の色は、固定できるものではなく素質や遺伝の影響や飼育環境にも影響されるということなんですね。
なので、黒出目金が赤くなる現象が起きても、病気ではないので心配する必要はないです。
また、金魚は赤色が代表的な色ですが、白い金魚も生まれていることはいるようです。
でも、赤色でないと売れないことから間引きされているようですよ。
まとめ
黒出目金が赤色になってもそれほど不思議なことではないんですね。
では、この記事のポイントをおさえておきましょう。
- 黒出目金でも赤も混ざっていて黒の色素が抜けると赤くなる
- 素質や遺伝で赤くなる
- 明るい場所で飼育すると赤くなることも
色が赤くなることについてははっきり解明されているわけではないですが、病気でないことは確実のようです。